=走水の境内で=

2002年7月14日
相変わらず方向オンチなRに地図を買ってきた。。
10000/1なら使えるでしょう。
毎度、横浜の私のところまで来るのに迷子になる。
私は地図オタク。沢山持っている。
「何処へいこうかぁ」って言いながら車がでる。
私のリクエストで海へいく。今日は私のわがままを聞いてくれるらしい。
Rは走水に特別な思いがあるみたいだ。
海は何処でも好き。
例の走水の神社へいく。
その前に酒盛りをしようと魚屋さんへ立ち寄る。
前から言っていた。親切な魚屋さんがいるって。
なんてデートなんでしょ。。普通じゃナイ。。
テンコ盛りにしてくれたお刺身とビールを持って神社へ乗り込む。
境内にはイイ日陰のテーブルとイスがあった。
Rは写真を沢山、撮ってくれた。。
偶然、今日は裏祭りらしい。。
田舎の厳かな儀式を見ながら少し感動する。
遠慮知らずの私達はテーブルを陣取ってビールを頂く。
澄んだ空気が美味しく感じる風景の中、「一緒に暮したいね」と
Rは言い出す。。
お互いの家庭はすでに崩壊していた。。
「そうね。。そうできたらいいね」って答えた気がする。。
境内の裏のほうで聞きなれない鳥の声がしていた。

いつもの美味しい水を頂く。今日のは冷たいよ?何でだろう?
パンパンになったお腹を減らすため車を再び海へ向ける。
観音崎を通りすぎると橋の左下に小さな浜が広がる。
Rが車を止めた。浜の隣には地中海風の建物。レストランかホテルか?
あまりステキなので覗くけど解からなかった。
横須賀にしてはイイ浜で、思わず降りてみたくなる。
奥にある岩肌を登っていく。不安定な足元の私をRが支えてくれる。
手をとって2人で見晴らしのイイ先端まで出る。
台風の影響で風がつよい。Rはサングラスの中の私を見ようとしてる。
今の私には何も応えることが出来そうにないよ。
心で思いながら車へゆっくり戻る。

帰り道、元町へ寄り道する。。駐車場へ車を止めて元町ロードまで歩く。
相変わらず暑いのに手をつないでホコ天へでる。
店を覗きこみながら気持ちが満たされているのに気がつく。
この時間が欲しかったのかもしれない。
しばらくアチコチみて歩くがコーヒーが飲みたい。
私の行きつけのカフェは混んでいた。
長い長い話をした。時間でいえば、たいした時間じゃないのに。
狭い二人掛けのテーブルは私達だけの世界だった。
満卓の店内も気にならないくらいに。

半日が終る。たった半日だけど貴重な温かい半日。。



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