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=出会い=
2002年6月2日初めてSと会う約束をした。日々不安定な毎日を過ごしていた私は
思い切って会うことにした。
何かが変わる予感はなかった。。
「今が楽しければイイ」と。半分、なげやり。。
Sなら楽しい話もつきることなく出来るのは当然だと
思う。。変人同士。
待ち合わせ場所で顔がわからなかった。
向こうが声をかけてくれるだろうかと心配した。
通り過ぎた人。。が「S」だった。
横顔は浅黒く日焼けしてる。笑みは柔らかいが眼鏡が硬い印象。
誰かに似ていると感じたが挨拶を交わし彼の車で海へ向かった。
彼は少し緊張しているようにおもえた。
悪い人には見えなかった。。
HPのイメージは「先生」
そう、、不器用で優しい先生。
車の中で話はつきることはなかった。。
遠い海をみていたら、彼が隣にいるのを忘れていた。。
そんな私をまだ知らない。
私の好きな場所を見せたかった。。
車を出ると蒸し暑い。
大浦の右手から岩肌を歩く。。
そう。ここが私の大好きな海。。
本当は誰にも知らせたくないほど愛してる海。
でも、貴方なら大切にしてくれる気がする。
あとから聞けば隣の灯台下が彼の定番の場所だった。。
なんて偶然。。すぐ隣で泳いでいたのかしら?
いつからか彼は私の手をとって海岸へおりていく。。
違和感はない。。どうして?っていつもの私なら聞くだろう。
でも何も考えないと決めていた。。
ココへ来る前から。
そこから彼の提案で走水へ向かう。
私も何回か行っているが釣り以外しらない。
小さな神社へ行くと湧き水がある。。
彼は「水」が好きらしい。。以前からHPに書いていた。
飲んでみたらぬるかった。。本当に湧き水なの?って一瞬おもうが
石段を登った境内は古く美しいので許してあげる。。
私も好きになれそうな所になった。。
トンビが空を舞っている。。空は高かった。
境内から海へ目をやると鳥居の中に海があり、それだけで絵になる。
街には雑音はない。
私の胸の中も穏やかだった。。
たった半日のお出掛け。
彼は何を思った半日だったのか?
解からないまま帰宅する。。
帰りたくない家に。
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